2020/05/29 18:23
《まるで、水墨画のようなモノクロの世界》
鹿児島県にある桜島は、ほぼ毎日噴煙を上げる活火山。
tephra(テフラ)は、その火山灰を使った「火山灰ジュエリー」です。
火山灰は溶岩が細かく砕け散ったものなので、
どこまで細かくなってもそれは石の粒。粒子なのです。
細かさの具合によって色が少し変わります。
下の段左端は火山礫(かざんれき)といわれる直径2㎜-64㎜の小石。
(これが桜島の火口から約4㎞のところに降ってくるからすごい。)
下の段ほど粒子が粗く、上に行くほど細かくなります。
それに伴い、段々と黒からグレー(灰色)のグラデーションが出来上がります。
tephraは、火山灰を樹脂で固めてチャームを作ります。
火山灰が樹脂と混ざると、さらに真っ黒くなるのですが、
粗い粒子を少しだけ混ぜた場合は、全体的に淡いグレーになるのです。
反対に、細かい粒子をたくさん混ぜた場合は、インクのような漆黒の黒になります。
(細かい火山灰を混ぜている様子)
こちらはネクタイピンですが、粗い粒子が点々と見えますね。
粒子のサイズを揃えることで、自在に色の濃淡を調整できます。
自然乾燥で約1日ゆっくりと乾燥されるため、夏と冬では仕上がりが変わります。
これもまた、世界に一つとして同じものができない理由でもあります。
若干の透け感があり、粒子の粒が目に見えたり、グレーだったりするチャームは、
これからの暑い季節に日差しに透かして楽しんでいただきたいです。
反対に、真っ黒のチャームは、夏でも冬でもオールシーズンおすすめ。
お手持ちのお洋服に合わせて楽しんでください^^